慶應SDM前野隆司研究室では、パーソル総研との共同研究の結果、「はたらく人の幸せの7因子・不幸せの7因子」を求めました。
もともと、前野隆司研究室では、幸せの心的要因に関する4因子を明らかにし、ものづくり(工学)、ことづくり(サービス工学)、組織づくり(経営学)、町づくり(地域活性学)、人づくり(教育)に適用してきましたが、このたび、コロナ時代のニューノーマルを探るヒントとして、「はたらく人の幸せの7因子・不幸せの7因子」を明らかにしました。
このため、7/15の午前中にプレス発表・記者会見。同日午後に「幸福学」フォーラム開催 ニューノーマル時代の"はたらく幸せ"とは何か? を開催しました。
https://rc.persol-group.co.jp/seminar/well-being.html研究結果の載っている特設サイトはこちら。
https://rc.persol-group.co.jp/well-being/
幸福学フォーラムで用いたスライドの一部を用いて説明しましょう。
まず、健康診断と同じく、幸せは診断できます。幸せな心の状態を作っておくと、人は創造性も生産性も高く、自己肯定感や自己有用感も高く、利他的で感謝し、免疫力が高く、健康で、病気になりにくく、長寿であることが、様々な研究により知られています。
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科ヒューマンラボ(前野研究室)でも様々な研究を行ってきました。現在、私たちが提供しているのは、以下の3つの幸福度診断です。

7/15に公開されたのは、3つめの、はたらく人の幸せの7因子・不幸せの7因子」。尺度は以下の通りです。



今回の研究で面白かったのは、幸せと不幸せは対立概念ではないという点。幸せの7因子と不幸せの7因子はほとんど対応関係にはなかったんです。つまり、要するに、不幸せにならないためにやるべきことと、幸せになるためにやるべきことは違うということなのです。不幸せの要因を取り除いて普通になることと、普通の状態から幸せの要因を満たすように心がけてさらに幸せになることは別のこと、といってもいいかもしれません。
ただ、14個もあると覚えにくいですよね。そこで、14個を覚える方法を考えました(笑)。

これです。「爺利他役立ち」と「王子不要教祖裡」。謎の語呂合わせのようにお感じの方もいるかもしれませんが、私は大真面目です。以下のような深い意味を込めています。

そして、その詳細はこちら!


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