今日、1月8日に出す本の見本を頂きました。美しい装丁をして頂いた北本裕章さんにもお会いしました。ありがとうございます。
この本が売れるかどうかわかりませんが(いや、ほんと、どの編集者もわからないと言います。どの本が売れるかわかったらこれは大ビジネスになります!)、すべての人に、本を出すことをお勧めします。専門書、一般書にかかわらず。その理由は、
(1)まず、自分の伝えたいことを10万字以上の分量でまとめる経験ができます。これは頭の整理にもなります。頭の整理は次につながります。論文を書くのがお勧めなのと同じ。
(2)交流の世界が広がります。基本的に仕事での交流は専門家同士。本は、あらゆる人に届きます。よって、交流の範囲が、100倍広がります。世界とのつながりが豊かになります。
(3)そして、達成感があります。出版は、いろいろな人との交流のあるプロジェクト。これは得難い楽しみです。
ただし、「著者になりたい」と思っている人はなかなか成功しないみたいです。「社長になりたい」と思う人があまり成功しないのと同じ。社長になった人の話を聞くと、ほとんどみんな、社長になりたかったのではなく、あることをとにかくやりたかったのだといいます。つまり、本を出すために大事なことは、「このことを人に伝えたい」という強い思いがあること。そしてその内容が人と違うこと。これだけ。
僕のこの本に込めた思いは、子供の頃の僕がそうであったように「死とは何か」「死ぬのはなぜ怖いのか」を知りたい人にロジカルな答えをお伝えしたいこと。それから、そもそも、生きる方向性を見失いがちな現代人に、生きるべき方向の指針を示したいこと。伝えたいメッセージは、実は僕の他のすべての単著の本と同じです。
ちなみに、印税はほとんど入りません。”印税生活”を夢見る人がおられますが、何万部も売れて何百万円も印税が入る、というのはほんの一部の本だけです。お金儲けをするんだったら会社をはじめて事業をした方がいいと思います。
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- 2012-12-28
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