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幸せ文字

「笑い文字」に触発されて、「幸せ文字」を作ってみました。
幸せ文字
「笑い文字」は、笑い文字普及協会(廣江まさみ先生)による所定の講習を受けて認定されたら教えたり使ったりしてもいいというきちんとした形になっています。廣江先生が開発した笑い文字を同じように書けるようになることが目標です。このやり方は、物事を普及させ、類似のものを排除するための、きちんと管理された王道ですね。

一方、ティール組織やホラクラシー組織のように、自由な構造の組織が近年注目を浴びています。創造性を発揮してのびのびと幸せに活動するためにはこちらのやり方も有効でしょう。自由に創造性を発揮して、クリエーティブに幸せな文字を書くには、ティール型、ホラクラシー型が適しているかもしれません。また、Wikipediaのように、みんなで改良していく考え方も広まっています。ソフトウエアのオープンソースもそうですね。

また、廣江先生と初めてお会いしたときに「幸せ文字」を作りたいと思いました。「笑う」ことはとても大切ですが、「幸せ」から見ると、笑うことはその一部であり、笑っていようと歯を食いしばっていようと、幸せであることはよりよい人生のために必要であり、笑い文字とは別に、幸せ文字があってもいいと思ったからです。

そこで、笑い文字普及協会に対抗するわけではないのですが、敬意を表して、あえて「幸せ文字」は、以下のように自由な作り方と使い方を奨励して普及することを試みてみるといいのではないかと思いつきました。自由なやりかたで多様なアートを広める社会実験と言えるかもしれません。オープンなやり方の一種ですね。

「幸せ文字」のルール

・文字の中に顔を描いたり、手足を描いたり、その他様々な工夫をして、幸せそうな絵を描けばなんでもOK

・書き方は自由。僕の以下の例のようにデジタルに描いても、手書きでもOK

・ただし、独自のルールに従って筆で文字を書きその一部に笑顔を描く笑い文字には敬意を表し、笑い文字に似ていないことだけは気をつけること

・投稿・拡散、大歓迎、商用利用もOK

・僕(または認定スタッフ)がみて「幸せな文字だなー」と思ったら認定(予定)

・将来的には幸せ文字を普及させる組織も作って、そこで認定したり、みんなの「幸せ文字」を集めたりしてみたい

・文字にかかわらず、「幸せアート」にまで概念を広げた方が面白いかな。さらに広げて「幸せ活動」とか

・いつも改良のためのご意見募集中!

・幸せ文字の投稿大歓迎!

happy_moji.jpg
2019年3月21日に武蔵野大学で行われるshiawase3.0シンポジウムで参加者に配布する笑い文字と幸せ文字のホッピー。両側が、笑い文字©️廣江まさみ。真ん中が、幸せ文字©️前野隆司。
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プロフィール

Takashi Maeno

Author:Takashi Maeno
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)ヒューマンシステムデザイン研究室教授
慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼務
前野隆司

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