東大i.schoolのワークショップ「インド市場におけるビジネス戦略のイノベーション」最終プレゼンテーションが渋谷ヒカリエのクリエイティブスペース8/で公開されていたので見学してきた。もしかして東大の選りすぐりの学生のアイデアはどれもすごくイノベーティブだったりして、と少し期待したが、想像通りひとそれぞれだった。どこも同じ。だからこそ、いかに創造性育成教育を行い、それをいかに全体に波及させられるか、という共通課題が浮き彫りになる。
ある東大生が、インド工科大学の学生のコメントを紹介していた。「大学は知識や情報伝達の場ではなく、実践のためのプラットフォームになる」という未来洞察。共感。我が慶應SDMも「知識や情報を伝達するとともに、実践のためのプラットフォームにもなる」と両立を実践している。i.schoolを見ながら思った慶應SDMの強みは、過半数が様々な分野での専門性を有する社会人であるという多様性と実践性。だから、イノベーティブなデザインの方法論を学問として追及すると同時に、大人の学生による実社会への適用が実現している。たとえばヒューマンラボのある学生の修士研究は、若手アーティスト活用のビジネスモデル構築とその検証。実際に事業化まで行なって検証し、それを修論に書いている。堀井先生(東大)のおっしゃるように、ベルリンモデルを超える新しい大学のモデルにならねば、と志を新たにした。
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