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ブータン人はなぜ日本人と似ているのか?(4/7)

ブータン人1
ティンプーの小学校で行なわれていたお祭りにて

ブータン人2
ブータンの空港にあったDrukair (Royal Bhutan Airlines)の2次元の看板

チベット系ブータン人(ブータンの人種構成は、チベット系が8割、ネパール系が2割)を見ていて思うのは、顔が日本人と似ていること。韓国人や中国人以上に似ている印象です。あまりに似ているので、思わず「すみません」と日本語で話しかけてしまったほどです(笑)。言葉も似ています。1、2、3、4、5が、チ、ニ、スム、ジ、ンガ。日本語のイチ、ニ、サン、シ、ゴとほぼいっしょです。それから、タクツァン僧院にお隣チベットから来られていた若い女性たちも妙に日本人に似ていました。なぜ、こんなに離れた国なのに、ブータン人やチベット人は日本人に似ているのか。気になってWEBで調べてみたら、以下のような記述がありました。

日本人とDNAが最も近いのは、現ロシアのバイカル湖東のブリアート(ブリヤート)族。日本人は、紀元前4000年頃にそこから南東に移動した民族で、チベットやブータンの人々は南西に移動した民族。そのころ中国には既に文明があったので、我々の祖先は中国を避けるように二手に分かれて南下したのかもしれません(あるいは、中国に入った人たちは混血が進んだのかもしれません)。そして、海に守られている日本と、山岳のチベット・ブータンだけ、他民族との混血が進みにくかったために、元の特徴が残っているようなのです。顔が似ているだけでなく、受け継いできた哲学も似ているように感じます。バイカル湖東に住む日本人のルーツ、ブリアート族に会いに行きたくなりました。

(以下、参考資料)

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1095487765
古モンゴロイドは殆どが絶滅したが、海に守られている日本や山岳のチベットに残った。これがD系統遺伝子としても反映されている。日本人は世界でも数少ないD系統を引き継ぐ人種であると同時に、数少ない古モンゴロイドの末裔である。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1434138664
バイカル湖東に住むブリアート族が日本人のもっともDNAが似ている民族で顔立ちは日本人とほとんど変わりません。
ブリアート族の一部は地球が寒冷化を始めた6000年ほど前に南下を開始し、南東に移動したのが日本人、朝鮮人、南西に移動したのがチベットやブータンの民族です。日本人とチベット族やブータン人は今でも日本人とDNAがよく似ていますが、朝鮮人は満州の血がかなり混じっています。

http://condominium.at.webry.info/201111/article_1.html
ブリヤート人の律儀さだとか、普通のロシア人とは違う粘り強いところや謙虚さ、真面目さなどは本当に知れば知るほど昔の日本人が持っていた美徳をそのまま残しているように思えてならない。

http://www.geocities.jp/ikoh12/honnronn4/004_08_3idennsi_karano_tougourironn.html
まさしく、ab3st遺伝子は、バイカル湖文化センターから細石刃文化を伝播した集団が、日本列島に持ち込んだものに違いない。


日本人のルーツ

地図に描いてみると、バイカル湖東岸と、日本と、チベット・ブータンは、意外と近いことがわかります。バイカル湖も、ブータンも、長さ約3500kmの日本列島2個分(7000km)も離れていませんね。遥か6000年前の寒冷期。豊かな土地を求めて、それくらいは当然移動するでしょう、という気がしてきました。どんな思いで、どんな決意を持って移動したのか。日本人のルーツについて、もっと詳しく知りたくなってきますね。

とはいえ、日本人のルーツは多様であることも知られています。主なルーツはブリアート族だとしても、他民族との混血もかなり様々に進んでいるというべきでしょう。
僕自身、中国に行くと中国人と、韓国に行くと韓国人と、それぞれ、よく間違えられるので、もしかしたら、僕は、かなり混血の進んだルーツを持つのかもしれません。ブータンでも、あるブータン人には、なぜか、香港から来たの? と言われました(笑)。別のブータン人には、(名前は忘れましたが)ブータンの偉い人と似ていると言われました(笑)。

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プロフィール

Takashi Maeno

Author:Takashi Maeno
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)ヒューマンシステムデザイン研究室教授
慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼務
前野隆司

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