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『幸せの日本論 日本人という謎を解く』(角川新書)お勧めフレーズ集(1)

幸せの日本論 日本人という謎を解く (角川新書)』お勧めフレーズ集

今日から、『幸せの日本論』(2015年4月10日発売)の文章の一部を順次ご紹介していこうと思います。全7回シリーズです。

自分で気に入っているフレーズ集です。これらが一番言いたいところなので、これらを読むと本書の内容のイメージがわくのではないかと思います!

日本は古いものから新しいものまで、経験してきた多様なことを、みんな、「中心が無」の構造の中に無自覚的に持ち続けている。雑多な思想的ストックとして。しかし、中心が無だから、整理はされていない。そして、西洋がたとえば近代化のアンチテーゼとして何かに気付いたと知ると、ああそれは前にうちにあったあれと似ているなあ、ということになる。「ポストモダン、わかるわかる」のように。だから、欧米の人々の深い葛藤は気にせずに、気楽に結果だけ輸入することに躊躇がない。そういうことなのではないでしょうか。無邪気で朗らかな、無限抱擁性、無自覚的雑居性です。
しかし、私はそれこそがいい点なのだと思うのです。そして前に述べたように、弁証法と一如が似ているのは、もともと近代西洋流の論理が発達する前の西洋と東洋が似ていたからで、当然だと思うのです。近代西洋流が行き場を失った今、過去の原点に回帰しようと模索しているのが現代西洋なのであって、それが、原点を今も保持している日本流と似ているのは、むしろ当然で本質的だと思うのです。

(第5章「世界の中の日本の二千年」より)

図1

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