NPO法人世界連邦21世紀フォーラム主宰の「世界連邦フォーラム2014 in 東京」に、千葉大の小林正弥先生とともに、講演者・パネラーとして参加してきました。休日(秋分の日)にも関わらず日比谷図書文化館に詰めかけてくださった多くの皆様、ありがとうございました。
写真に載っているスライドにあるように、理想主義と現実主義は対立ではなくてマトリョーシカのような入れ子構造だと思うんですよね。システムとして、対立ではなく入れ子だと理解すれば、相互理解ができるのではないか。
たとえば、世界連邦運動という平和主義の理想と、現実的な国防の諸問題。たとえば、理想的な世界70億人の幸福を目指すことと、各人の現実の問題。たとえば、保守と革新。あらゆる問題の賛成派と反対派。
つまり、「それは現実を見ない理想主義だ」「そっちこそ理想を描かない場当たり主義だ」と対立するのではなく、一緒に理想について考え、場合によっては合意し、合意できないときにも理想の違いを相互理解(アコモデーション)し、その上で現実に何をすべきかを話し合うべきだと思うのです。近代西洋型の論理を超越して入れ子型のシステム理解を共有できれば、世界の平和と幸福が実現できるのではないか。以前『
思考脳力のつくり方−仕事と人生を革新する四つの思考法
』に書いたシステム論です!
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