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ポジティブで幸せな気分は偏見を促す!?

ポジティブな気分は”幸せ”のための重要な要因ですが、『共感する心の科学』(串崎真志著、風間書房、2013年)には、ポジティブで幸せな気分が偏見を促すかも知れないという研究結果が載っています。「幸せであることはいいこと」と断定できないのかもしれません。幸福・共感・感動の研究者としては、考えさせられます… 以下、「共感する心の科学」116ページより転載。

オーストラリアのクリスチャン・ウンケルバッハら(2008年)はシューティングゲームを使って実験を行いました。これは、顔写真が次々と出てくるので武器を持った写真のときに撃つという課題です。コーヒーマグやジュースのペットボトルなどのダミーを持っているときには撃ってはいけません。実験参加者はまず、自分の人生の目標について文章を書いて「パートナー」に送りました。それについてフィードバックを受けるのですが、ここで[軽蔑的なフィードバックを受ける]怒り群、中立群、幸せ群の3群が用意されていました。その結果、幸せな気分に誘導された参加者は、[それ以外の群に比べて]ムスリム風のターバンを巻いた顔写真を[そうでない写真よりも]多く撃っていました。ウンケルバッハらは、ポジティブな気分がトップダウンのステレオタイプ的な反応を増やすのだろうと考察しています。

偏見のある人の偏見が増長されるのであって、利他的な人は利他が増長されるのかも知れませんけどね。日本でやってみると違う結果になったりしたら面白いし嬉しいですね。
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