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予測感性・未来感性を持って、あるべき姿を描こう

バーチャルハリウッドカウンシルの会合に参加。株式会社シー・アイ・エーのシー・ユー・チェン氏の講演「Japan BrandingとInnovation Prototyping」(日本のブランディングとプロトタイピングに基づくイノベーション)を聴いた。ものすごく情報満載で勉強になる講演。ユニクロ、上島珈琲点、オイシックスなどの豊富な事例も圧巻。1947年生まれとは思えない。10歳以上若く見える。

メモも兼ねて、気になったコメントを以下に記します。

●予測感性、未来感性を持って、「こうなったらいいな」を四六時中考えるべき。

●断片的な情報があふれる現代社会だからこそ、物語性を持った語り方と表現力を(Narrative approach)。

●浅くても対処できがちな世界だからこそ、洞察力のある戦略(Strategic insight)を持って深く考えるべき。

●創造性とユーモアのある洞察力が重要(Creative insight)。いかにひねるかが大事。面白いことをすべき。

●現代の企業が目指すべきトレンドとは、マーケット、生産性、コネクション、価値観、楽しみ方等、すべてをアジアに向けて展開する方向性(Asia cramming)。

●現代とは、デジタルマルチタスクの時代。可能な限りその瞬間にすべてを詰め込む時代(smartphone culture)。

●最初にコアバリューにフォーカスするのは従来のコンサルと同じ。これではフローにならず、プロセスマシンに陥ってしまう。そうではなく、最初に未来洞察、すなわち、ブランドの未来のあるべき姿を描くことから始めるべき。

●社内には専門家を置かないようにしている。時代の変化に応じて、外にベストの人材を見つける方がよい。自分よりも優秀な人材を見つけることが重要。

あまりにすばらしい講演だったので、今度、慶應SDMのシステムデザイン・マネジメント特別講義でご講演頂きたいとお願いして、ご快諾頂きました! 楽しみです!
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プロフィール

Takashi Maeno

Author:Takashi Maeno
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)ヒューマンシステムデザイン研究室教授
慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼務
前野隆司

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