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石黒猛さんの「イメージ思考」ワークショップ

クリエイティブ・シティ・コンソーシアム慶應SDMの主催によるワークショップ4回シリーズ「プラチナエッグ・ハンティング」の第1回が二子玉川園カタリストBAで開催された。

今日のファシリテータは、元IDEO、石黒猛事務所のプロダクトデザイナー石黒猛氏(ちなみに次回の10月4日は僕がブレーンストーミングや構造シフト発想法をやります!)。IDEO仕込み+石黒さんオリジナルの講義とワークショップは楽しくかつためになった。

気付きの多いワークショップでした。以下、気付きのまとめ。まず、「本質」が重要。本質とは、それなしにはそれが存在し得ない性質。そして、本質をつかむことが重要。

デザイン思考では、鳥の目と虫の目が重要。それって、我々のいうシステム思考。つまり、石黒さんは、僕にいわせれば、システム×デザイン思考! 以下の図はその説明図。文字(左脳)ではなく、イメージ(右脳)に訴えることが創造のために重要(だから文字ではなく絵や写真を多用)。デザイン思考よりもイメージ思考という言い方を強調しておられた。
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もちろん、イメージ思考やデザイン思考で重要なのは、①オブザベーション、②ブレーンストーミング、③ラピッドプロトタイピング。下の図は、オブザベーション(観察、フィールドワーク、エスノグラフィー)のイメージ図。つまり、純粋な子供のように、対象に見とれていて時間を忘れ、そのまま受け入れている状態が重要。なるほど、おっしゃるとおり。
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講義の後は、皆が撮ってきた写真からインサイトを得て、「15年後のガム」をプロトタイピング。
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たくさんのプロトタイピングを前に、最後のラップアップの風景。たった3時間のワークショップは初めて行った(ふつうは最低2日間)そうだが、3時間でここまでできたのはすばらしい、と締めくくっておられました。
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その他、印象的だったこと。

「椅子を思い浮かべてください。」
普通は椅子のみを思い浮かべる人が多いが、そうではなく、座る人も一緒に思い浮かべることが人間中心設計につながる。さらに、椅子で寝る、椅子で落ち込む、など人の動作の動詞を加えるといいアイデアが出て来るとのこと。確かに。

「たくさんのアイデアからひとつを選ぶ方法は?」という質問への答えは、「鳥の目」。それから、「要は、強いコンセプト」。

慶應SDMでは、システムとしての見方(鳥と虫の目)を強調するあまり、「無心で観察」「手や体で考える」などの、イメージ思考、デザイン思考の基本が不徹底ではないか、と反省。石黒さんの視点は慶應SDMの必修科目「デザインプロジェクト」に注入する必要があるなあ、と思い、慶應SDMの教育・研究にもご協力を、とお願いした所、喜んで、とご快諾頂いた。やった〜。来年度からの慶應SDM、さらに進化しますよ。乞うご期待。

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