慶應丸の内シティーキャンパス(MCC)定例講演会
「夕学(せきがく)五十講 」(2012年11月20日(火)18:30-20:30)にて「思考脳力とイノベーションのデザイン」と題して講演。概要は、
日本の何が問題なのか?
SDM学とは?
イノベーションとは?
農耕革命・産業革命・情報革命の意味とは?
人間は“異常発生”しているだけでは?
どんな人が幸福か?
これからは自己実現と幸福追求の時代!
まとめのスライドは、
●システム思考の究極はメタ思考・俯瞰思考
●イノベーションとは①見たことも聞いたこともないこと②実現可能であること③物議を醸すこと
●世界のイノベーションは①農耕革命②産業革命③情報革命の3つ
●情報革命はまだ始まったばかり 基盤整備段階→これからはコンテンツの時代へ
●新しいつながり方の時代が始まる
●幸福の因子は「自己実現と成長」「つながりと感謝」「楽観性」「人の目を気にしないこと」
●これからは多様な幸福追求(=otakification(70億総オタク化)で自己実現)の時代!
全国10カ所のライブ会場も含めて200名以上の方が聞いてくださいました。ありがとうございます。
オタキフィケーションが売りの、盛りだくさんの内容だったんですが、質疑応答で盛り上がったのは、慶應システムデザイン・マネジメント研究科が行なっているような、縦割りの打破やシステムとして俯瞰的に問題解決することの難しさを、企業ではどのように解決すべきか、というまじめで本質的な点が多かった。やはり慶應SDMのような全体統合的イノベーション学が必要とされていることを実感した。イノベーションと、近代西洋型進歩至上主義の打破は矛盾するのでは?という的を得た質問も。「思考脳力の作り方(角川)」に書いたように、普遍的価値の不可能性と不可避性を超えるには、ポジティブなニヒリズムの理解と、ゼロからの創造が大事、というのが僕の持論。
熱心な参加者が多く、古田秘馬さんの丸の内朝大学と並んで、MCCの夕学も盛り上がっていることを実感。慶應SDMとMCCの密な連携もお願いしてきました! 講演後に書店による拙著の販売会も行なわれていて、40冊くらい売れていたのにも驚いた。みなさん、熱心。幸福の第一因子「自己実現と成長」を欲している方々は多いのだと実感。もっと発信せねば。
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