今日のSDM特別講義は、元世界銀行副総裁でシンクタンク・ソフィアバンクパートナーの西水美恵子氏。
ブータン元国王とのエピソードと、西水さん自身による世銀改革のエピソードが、二重らせんのように絡み合いながら進展していくお話は、感動的だった。貧困、幸福、情熱、リーダーシップ。どれも、わかった気になっていることと、心からわかったと思え、それが仲間に本当に伝わることとは異なる。本当に、本気で思っていることの、さらにその先の本気の心意気を見せて頂いた。
世銀の部下の女性が、幸せとは、「いつも、早く行ってみんなと働きたいと思うくらいわくわくする職場と、早く帰ってみんなに会いたいと思うような家庭があること」だと言ったというお話はその通り。世界中で会ったリーダーはみんな子供のように目がキラキラしていた、というのもその通り。がんばろう!
【演題】「本気」で動けば、何だって変えられる
▼詳細情報
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)
講師プロフィール
1970年、米国ボルチモアにある女子大、ガルチャー大学を卒業(経済学専攻)。1975年、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程(経済学)を卒業。同年、プリンストン大学経済学部(ウッドロー・ウイルソン・スクール兼任)助教授に就任。1980年、世界銀行経済開発研究所に入行。諸々のエコノミスト職や管理職を歴任。IBRD(世界銀行グループ・国際復興開発銀行)のリスク管理・金融政策局長などを務めた後、1997年、南アジア地域担当副総裁に就任。2003年、定年を待たずに退職。以来、世界を舞台に様々なアドバイザー活動を続ける。2007年よりシンクタンク・ソフィアバンクのパートナー。
著書に『国をつくるという仕事』(英治出版・2009年)、『あなたの中のリーダーへ』(英治出版・2012年)』などがある。
講義概要
世界銀行組織改革の一環として、組織文化・意識改革を副総裁として先導した西水氏美恵子氏が、改革の原点と背景を語ります。西水氏が手がけた改革は、欧米の著名な経営学専門家に注目されました。貧困のない世界を夢に、ビジョンをもち、情熱を注ぎ、信念を持って行動する「仲間」たちを率いた西水氏の体験は、組織の行動問題やリーダーシップの在り方に関する洞察を与えてくれるはずです。
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