午後に「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセン(ハーバード大学教授)が作ったイノサイトというアメリカの会社のCEOによるセミナーに参加。そのあと、夕方から、紺野登先生(多摩大学教授)の本『利益や売り上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか』の出版記念イベントに参加。
正直言って、イノサイトのセミナーは常識的な内容で特に驚きはなかった(お招き頂いたのにすみません)。確かに「イノベーションのジレンマ」が出たのは1997年。もはや新しくはないというべきか。
一方、紺野先生は、目的工学という概念を打ち出しておられ、第1部のパネルディスカッションも、第2部のネットワーキングも、多くの人でにぎわっていた。会場の内田洋行ユビキタス協創広場 CANVAS(カンバス) も、さすが、現代的な意匠。パネルディスカッションのパネラーは、紺野先生と、石黒不二代氏(ネットイヤーグループ 代表取締役社長兼CEO)、熊野英介氏(アミタホールディングス 代表取締役会長兼社長)、瀧澤弘和氏(中央大学 経済学部 教授)、西口尚宏氏 ((株)産業革新機構執行役員)。目的工学というコンセプトはSDM学(および、その部分であるシステムズエンジニアリングやデザイン思考)とも近く、これからの時代、まさにイノベーションのジレンマを超えるために必要な概念!
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