今日のSDM特別講義は待ちに待った濱口秀司さん。デザイン思考的に右脳を使うのみならず、システムとしてアイデアを構造化し、しかもシフトするという(左脳的)考え方は、我々慶應SDMの考え方と極めて近い。右脳×左脳=システム×デザインという考え方にも近い(濱口さん流にいうとstructuredとchaotic)し、構造シフト発想法とも近い。我々がやっていなかったことで感銘深かったのは、biasの構造をグラフ化し、その構造をシフトする(我々の発想は、発想自体をシフトするのだが、発想の内容は置いておいて、あくまでその構造をシフトすることに着目する)という点。
今後も交流しましょう、といいながら、このあとも打ち合わせだそうで、さっそうと去っていかれました。さすが売れっ子。
Ziba Director of Strategy 濱口 秀司 氏
【演題】ビジネスのデザイン
■会場:日吉キャンパス協生館CDF室(C3S10)
■時間:19:00-20:30(6時限)
講師プロフィール
京都大学卒業後、松下電工に入社。研究開発に従事した後、松下グループ初の戦略投資案件の意思決定分析担当となる。1994年、日本で初めてイントラネットを高須賀宣(サイボウズ創業者)とともに考案・構築。1998年米国のデザイン・イノベーションのコンサルティング会社Zibaに参画。世界初のUSBフラッシュメモリをはじめとする数々のコンセプトづくりをリード。IDEA金賞など数々のデザイン賞を受賞。その後、松下電工(株)新事業企画部長、パナソニック電工米国研究所(株)上席副社長、米国ソフトウエアベンチャーのCOOを歴任。2009年Zibaにリジョイン。コンセプト立案、戦略構築について独自の理論と方法論を持ち、数多くのクライアントのイノベーションに関わっている。ドイツRedDotデザイン賞審査委員。
(参考)
Zibaは、米国オレゴン州ポートランドに本拠を置く世界的に有名なデザイン・イノベーションのコンサルティング会社。 顧客エクスペリエンスへのフォーカスとデザインをビジネスに生かす方法論でクライアントに成功をもたらしている。 ナイキ、P&G、FedEx、ジョンソン&ジョンソン、ネスレ、サムソン、シティ、インテル、Citiなど幅広い分野のクライアントを持つ。
Zibaウェブサイト講義概要
ビジネスのデザインに関する5W1Hを話します。


(参考)
濱口秀司氏の今日の講演内容に近い内容が、WEBに載っています。
デザイン思考の定義と不確実性ビジネスデザイナーZIBA濱口秀司さん のシンプルな図解とフレームワーク日本人の性質を活かした究極のブレストとは?TEDxSeeds
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