慶應SDMでは、毎年春に2泊3日の合宿を行っている(今年度から秋にも行う予定!)。
修士課程、博士課程の新入生(今年までは前年秋学期入学者と今年度春入学者。今年度の秋からは入学直後にセメスターごとに行う予定)と教員が全員参加し、SDMの基本的な考え方を学ぶとともに、互いを深く知り合う場としてのブートキャンプ(bootcamp)。
2日目の今日は、福澤研究センター准教授の都倉武之氏による福澤学の講義「福澤諭吉の服装から近代日本を考える」からスタート。武士階級出身でありながら町民風の着流しを好んだという福澤先生のスタイルから慶應義塾の精神を学ぶという講義。特権階級のエリート意識や型にはまった思考を超越し新しい世界を作るという理想と希望に燃えた独立と協生の精神は、まさにSDMに受け継がれていると感動。
続いて私がSDMの設立前夜以来の歴史を紹介。その後は、ロジカルシンキング、ブレーンストーミング、プロトタイピングの講義と実習。SDMのコンセプトである”システム×デザイン”を集中的に体感する場。学生たちは大いに楽しみながらチームで協創。
学生がワークショップをしているとき、別の部屋では教員が集まり、教員間連携・意識共有や学生のよりよい指導のあり方について、ブレーンストーミング。えてして大学教員は自分の城を築きがちだが、そうならないための仕組みを話し合い、新しいソリューションを皆で共有した。まさに、”システム×デザイン”。この教員陣の一体感もユニーク。
そして、今年の学生も、優秀で多彩であるのみならず、乗りのいい面々。夕食後の懇親会のスキットでの学生のエンターテイメントも秀逸。learningとenjoyを両立するbootcampの構造をデザインする若手教員陣のシステマティックな合宿デザインもなかなかだし、それを堪能する学生のポテンシャルもたのもしい。この一体感と、皆で進化し続けるパワーが慶應SDMの強みだ。まだまだ進化するぞ! みんなから元気をもらいました。ありがとう。今年のSDMもすばらしい。楽しい。みんな、がんばろう!
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