また、シンガポール国立大学(NUS)の Faculty of Engineering の Division of Engineering and Technology Management にもSDM Programmeがある。慶應SDMはこちらとも連携していて、NUSのProf. Rashmi Jainには慶應SDMの授業の一部を担当していただいている。
シンガポール技術デザイン大学(SUTD)の MIT-SUTD Dual Masters' Programmeの中にも System Design and Management Program がある。こちらはMITのSDMとダブルディグリーが取得できるプログラムのようだ。
以上、私の知る限り、世界には4つの大学院プログラムSDMが存在していた訳だが、このたび学部のコースとはいえ東大にもSDMができたわけで、世界で5つ目と言えるだろう。 ただし、MIT、NUS、SUTDとも大学院のプログラムであり、東大SDMは学部のコースなので、SDM研究科SDM専攻(Graduate School of SDM)は慶應だけ。
MITのある先生は、以下のようにおっしゃっていた。
「1981年に、MITは、世界に先駆けてMOT(Management of Technology、技術経営の大学院)を始めたが、スコープが狭いので廃止し、ESD(Engineering Systems Division)とSloan(ビジネススクール)が連携してSDMを開始した。創始者のMITがMOTをやめたのに、皮肉なことに、その後世界中にMOTが林立してしまった。SDMが増えていくべきであるのに。」
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