今日はすごい人に会った。加藤せい子さん。慶應SDMの地域活性ラボにて。エネルギッシュな方。まっすぐな言動が感動的。聞いていると涙が出てくるくらい、思いが伝わってきた。岡山県総社市の
NPO法人吉備野工房ちみち理事長。
みちくさ小道という事業の中の「1人1品運動」は、「すべての人に出番を」。一人一人の多様な能力を引き出し、生かして、チームで考えながら、一人一人の自己実現につなげていく。3年で330人もの達人(個性を発揮して活動している方々)を創発的に生み出たという。
慶應SDMで僕たちがやってきた、ワークショップ型のイノベーション教育や、幸福学・共感学や、ヒューマンラボでの研究と、基本的な考え方は同じ。しかし、何より、ひとつひとつ、着実に、パワフルに実践的な活動をされている姿が圧倒的。僕も、大学にこもっていないで、街に出て、活動をしよう! そんな思いを強くした今日の地域活性ラボでした。
ほかにも、地域活性学の構造化やビッグデータ利用等、いろいろな議論があった。そこでつくづく思ったこと。
一般性があって、多くの人に流行るマクロな活動は、人々の没個性を前提とする。一方、人々の個性を生かしたミクロな活動は、草の根的・個別的で、なかなか大きく広がらないし、サステナブルになりにくい。どうやって両者の良さを生かせばいいのか。つまり、一億総オタク化(一億人がみんな個性を生かして生き生きと生きる社会)を実現するにはどうすればいいのか。加藤せい子さんは、自信満々でした。すでに、指数関数的に広がっている、と。
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話が通じるか不安でしたが、共感していただきありがとうございました。
本文で自信満々と書いてありましたが、私自身、自信など微塵もありません。だから日々禅問答のように自分にこれでいいのか問続けています。
一人ココロの癒しになれば
そう願いながら
活動をしています。
今後ともよろしくお願いします。