久しぶりに『老子・荘子』を読み返しています。講談社学術文庫。「無限なるものと完全に一体となり、形なき世界に遊べ。天から授けられたものを、そのままに受け取り、それ以上のものを得ようとするな。」「自らが虚無であればこそ、万物の姿を写すことができる」「一切をそのままに包容し、肯定する無限者たれ。万物斉同とは、人間の運命をそのままに肯定する立場」「富と貧、貴と賎、長命と短命、総じて幸福と不幸とよばれている...
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- 2019-07-21
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最近「べき論(ねばならない)は避けるべき」という主張をよく見かける。先日も、「みんなが幸せな世界を創るべき」と主張したら、「べき論では問題は解決できない」という批判を受けた。しかし、そうだろうか?「我々は何をすべきか?」は、言わずと知れた、倫理学の根本命題である。すなわち、哲学が「〇〇とは何であるか?」という問いを追求するのに対して、倫理学は「私たちは〇〇すべきか」という「価値」についての問いの根...
甲野善紀先生のとの対談本『古(いにしえ)の武術に学ぶ無意識のちから 広大な潜在能力の世界にアクセスする〝フロー〟への入り口』のまえがきを転載します!はじめに私は達人に興味がある。達人とお会いすると萌える。それには学術的な背景がある。私はウェルビーイング(良き在り方、幸せ、健康、福利・福祉)についての研究を行なっているが、世界中のウェルビーイング研究の結果を簡単に述べると、要するに「幸せな人は性格の...
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- 2019-07-03
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